嘆かふ(読み)ナゲカウ

デジタル大辞泉 「嘆かふ」の意味・読み・例文・類語

なげか・う〔なげかふ〕【嘆かふ】

[連語]《動詞「なげ(嘆)く」の未然形反復継続助動詞」。上代語》嘆きつづける。しきりに嘆息する。
こもり恋ひ息づき渡り下思したもひに―・ふ我が背」〈・三九七三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「嘆かふ」の意味・読み・例文・類語

なげか‐・う‥ふ【嘆】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「なげく(嘆)」の未然形に反復・継続を表わす助動詞「ふ」の付いたもの ) いつもため息をついている。なげき続ける。
    1. [初出の実例]「昼はも 歎加比(なげカヒ)暮らし 夜はも 息づき明かし」(出典万葉集(8C後)五・八九七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android