嘆かふ(読み)ナゲカウ

デジタル大辞泉 「嘆かふ」の意味・読み・例文・類語

なげか・う〔なげかふ〕【嘆かふ】

[連語]《動詞「なげ(嘆)く」の未然形反復継続助動詞」。上代語》嘆きつづける。しきりに嘆息する。
こもり恋ひ息づき渡り下思したもひに―・ふ我が背」〈・三九七三〉

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精選版 日本国語大辞典 「嘆かふ」の意味・読み・例文・類語

なげか‐・う‥ふ【嘆】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「なげく(嘆)」の未然形に反復・継続を表わす助動詞「ふ」の付いたもの ) いつもため息をついている。なげき続ける。
    1. [初出の実例]「昼はも 歎加比(なげカヒ)暮らし 夜はも 息づき明かし」(出典万葉集(8C後)五・八九七)

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