嘗糞(読み)ショウフン

デジタル大辞泉 「嘗糞」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふん〔シヤウ‐〕【××糞】

《呉に敗れた越王勾践こうせんが、呉王の糞をめてその病気はじきに治るだろうと予言したという「呉越春秋勾践入臣外伝の故事から》恥も外聞も捨てて、人にへつらうことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嘗糞」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふんシャウ‥【嘗糞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 越王の勾践が、呉王が病気の時、その糞を嘗(な)めて、やがて呉王の病がなおるだろうといった「呉越春秋‐勾践入臣外伝」の故事から ) はなはだしく人にへつらって恥を知らないことのたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「嘗糞」の読み・字形・画数・意味

【嘗糞】しようふん

嘗悪

字通「嘗」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android