デジタル大辞泉 「嘘にも」の意味・読み・例文・類語 嘘うそにも 1 たとえ本心ではなくてもという気持ちを表す。「嘘にも済まないという言葉ぐらい言ってもいいではないか」2 (下に打消しの語を伴う)打消しを強める。決して。まるで。かりにも。「お島が惚れていようとは―思わなかった」〈紅葉・多情多恨〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「嘘にも」の意味・読み・例文・類語 うそ【嘘】 にも ① たとい本気でないにしても。[初出の実例]「私の様な者の所へ、うそにも文をよこしておくれだから」(出典:人情本・英対暖語(1838)三)② ( 打消表現を下に伴って ) ほんの少しでも。決して。かりにも。[初出の実例]「お島が惚れてゐやうとは、仮(ウソ)にも思はなかった」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例