四之宮河原(読み)しのみやかわら

日本歴史地名大系 「四之宮河原」の解説

四之宮河原
しのみやかわら

[現在地名]長野市篠ノ井塩崎 四ノ宮

塩崎四ノ宮の千曲川左岸寄り一帯をさす。

建武二年(一三三五)七月の中先代の乱に際し、四宮庄の領主四宮左衛門太郎ら諏訪神党によって四宮河原を中心に千曲川一帯で行われた合戦の様子を、市河助房等着到(市河文書)には「着到、(氏名略)右、諏方祝滋野一族等依企謀反、今月建武二七十三日、馳参守護御方之処、同十四日、為保科弥三郎・四宮左衛門太郎大将、押寄青沼(埴科郡)之間、奉付守護信濃守御手、追落之、同日八幡河合戦(更級)篠井・四宮河原合戦、毎度千熊河、懸先令対治朝敵等畢、同十五日八幡河合戦同尽忠節候畢」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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