四十八所神社(読み)しじゆうはつしよじんじや

日本歴史地名大系 「四十八所神社」の解説

四十八所神社
しじゆうはつしよじんじや

[現在地名]下津町下津

西にしうらにあり、古くは四十八所大明神と称した。祭神下照姫したてるひめ命。旧村社。永仁六年(一二九八)一一月一九日の浜中南荘惣田数注進状写(又続宝簡集)に「一反半 四十八所免」とあり、当社のことと考えられる。「下津町史」は、浜中はまなか荘を含む加茂かも谷一帯に早くから浸透した浄土宗信仰による四十八本願に基づく名称であろうとする。当社には安永七年(一七七八)の棟札その他棟札多数があるが、そのなかに「座中」の記名のある安政三年(一八五六)の棟札があり、この頃まで宮座があったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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