四州(読み)シシュウ

デジタル大辞泉 「四州」の意味・読み・例文・類語

し‐しゅう〔‐シウ〕【四州/四×洲】

仏教で、須弥山しゅみせん四方の海の中にあるという四つ大陸南贍部なんせんぶ州・東勝身とうしょうしん州・西牛貨さいごけ州・北倶盧ほっくる州。四大州

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精選版 日本国語大辞典 「四州」の意味・読み・例文・類語

し‐しゅう‥シウ【四州・四洲】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 四つの国。四つの州。
      1. [初出の実例]「日月は四州をてらすよし也。州はくに也」(出典:名語記(1275)四)
      2. 「滊船四海に横行するも〈略〉電機四洲に縦横するも」(出典:明六雑誌‐一号(1874)洋字を以て国語を書するの論〈西周〉)
    2. 仏語。須彌山(しゅみせん)をめぐる九山八海の、一番外側の海にある南瞻部(なんせんぶ)洲、東勝神洲、西牛貨(さいごけ)洲、北倶盧(ほっくる)洲の総称。四天下(してんげ)。四大洲。
      1. [初出の実例]「四洲人民各有王者」(出典秘蔵宝鑰(830頃)上)
      2. 「百億の須彌山、百億の日月、百億の四州あり」(出典:日蓮遺文‐四恩鈔(1262))
  2. [ 2 ] 四国のこと。

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