ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四座講式」の意味・わかりやすい解説
四座講式
しざこうしき
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…講式は平安時代にあらわれ,最澄に《薬師如来講式》があったと伝えられる。源信に《十楽講作法》《六道講式》(二十五三昧作法),真源に《順次往生講式》,覚鑁(かくばん)に《愛染王講式》,貞慶に《五段舎利講式》,明恵に《舎利講式》《遺跡講式》《涅槃講式》《十六羅漢講式》(以上四座講式),覚如に《報恩講式》などがある。 講式は読みくだし漢文の形で綴った叙事的な詞章に,語り物ふうの曲節が付されており,和讃とともに声明の代表的なものとされている。…
…常楽とは,涅槃の四徳の中の常楽,すなわち常住にして移り変りなく,苦もなく楽ある意より称したもので,《三宝絵詞》《年中行事抄》《拾芥抄》などにも見える。鎌倉時代に笠置寺貞慶や高山寺明恵が四座講式(涅槃講式,羅漢講式,遺跡講式,舎利講式)などを著作するにいたって,諸寺で盛んに行われたようで,高野山金剛峯寺の涅槃図を最古として,多くの涅槃図が伝えられている。【堀池 春峰】。…
※「四座講式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...