…なお浄瑠璃の譜も,平曲の記譜法にならったこの様式に属するものである。〈墨譜(ぼくふ)〉とも呼ぶ。
[タブラチュア]
笛類の指孔名,箏類の弦名,琴類の徽(き)名,有棹類の勘所名を記した楽譜。…
…これら用途別に作成された各種浄瑠璃本には,本文の詞章のほかに,太夫の演奏に関する指示が記譜してある。 太夫が語るための浄瑠璃の譜を墨譜(黒朱),三味線の譜を朱という。墨譜は文字譜と胡麻譜などから成る。…
…なお浄瑠璃の譜も,平曲の記譜法にならったこの様式に属するものである。〈墨譜(ぼくふ)〉とも呼ぶ。
[タブラチュア]
笛類の指孔名,箏類の弦名,琴類の徽(き)名,有棹類の勘所名を記した楽譜。…
…三味線の勘所(かんどころ)(左手の指でおさえる場所)を速記しやすい変体仮名で表し,補助符号,略符などを併用する。一方,太夫が語る文字譜や胡麻(ごま)章は墨で記すので,墨譜(ぼくふ)とか黒朱(くろしゆ)とも呼ぶ。【井野辺 潔】。…
…また〈ユリ〉〈イロ〉〈ソリ〉などに代表される装飾法はほかの声楽諸分野には見られぬ多様性をもち,たとえば真言声明ではユリが20数種に分類されている。(4)記譜法 声明に用いる楽譜は〈博士(はかせ)〉(墨譜ともいう)といい,その語源は文法学,音韻学としての声明の指導者の呼称であるとされる。最も古い形態である〈古博士〉は漢字の四方に配される四声点から発する簡単な直線か屈曲線を用いるが,これが表す旋律は今日には伝わっていない。…
…この呼称は主として声明(しようみよう)で用いられるほか,雅楽の歌物の楽譜も博士と称することが多い。譜士と書くこともあり,節博士(ふしはかせ),墨譜(ぼくふ),節譜(せつぷ)などともいう。なお,謡(うたい)や浄瑠璃の楽譜に対しては胡麻(ごま),胡麻点などの語を用い,博士とはいわない。…
※「墨譜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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