日本歴史地名大系 「四方木村」の解説 四方木村よもぎむら 千葉県:安房郡天津小湊町四方木村[現在地名]天津小湊町四方木上総国望陀(もうだ)郡に属し、房総丘陵の脊梁部にある山村。北は同郡黄和田畑(きわだはた)村・折木沢(おりきさわ)村(現君津市)、南は安房国長狭(ながさ)郡清澄(きよすみ)村。清澄山に発する小櫃(おびつ)川源流に沿う小盆地をなしている。同郡天津(あまつ)村から上総国久留里(くるり)(現君津市)方面へ向かう往還が通る。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二八石。寛文四年(一六六四)には久留里藩領(寛文朱印留)、貞享元年(一六八四)には上野前橋藩領(「酒井忠挙領知目録」酒井家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報