四方田犬彦(読み)よもた いぬひこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「四方田犬彦」の解説

四方田犬彦 よもた-いぬひこ

1953- 昭和後期-平成時代の比較文化学者,映像評論家。
昭和28年2月20日生まれ。映画を中心に,文学,漫画などの現代文化を幅ひろく批評して注目される。平成5年「月島物語」で第1回斎藤緑雨賞。8年明治学院大教授。10年「映画史への招待」でサントリー学芸賞。20年「日本のマラーノ文学」「翻訳と雑神」で桑原武夫学芸賞。26年「ルイス・ブニュエル」で芸術選奨文部科学大臣賞。兵庫県出身。東大卒。本名は剛己。著作はほかに「貴種転生」「叙事詩権能」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android