貴種(読み)キシュ

デジタル大辞泉 「貴種」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅ【貴種】

高貴な家柄に生まれること。また、その人。

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精選版 日本国語大辞典 「貴種」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅ【貴種】

  1. 〘 名詞 〙 貴い家柄の生まれ。高貴な血筋
    1. [初出の実例]「臣地非貴種、家是儒林」(出典菅家文草(900頃)一〇・辞右大臣職第一表)
    2. 「皇胤の貴種より出ぬる人」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
    3. [その他の文献]〔史記‐外戚世家・尹夫人〕

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普及版 字通 「貴種」の読み・字形・画数・意味

【貴種】きしゆ

高い家柄。〔史記、外戚世家〕女は必ずしも貴種ならざるも、之れが貞好なるを(もと)む。

字通「貴」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の貴種の言及

【貴族】より

…第2は公卿の成立で,平安中葉までに参議を含む公卿の範囲が定まり,宮廷貴族の中核となった。しかも平安中・末期に入ると,公卿が特定の氏族・家系に固定する傾向を急速に強め,〈貴種〉とか〈華族〉などの用語も生まれた。第3は昇殿制の成立である。…

※「貴種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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