回回の小仏(読み)まわりまわりのこぼとけ

精選版 日本国語大辞典 「回回の小仏」の意味・読み・例文・類語

まわりまわり【回回】 の 小仏(こぼとけ)

小児遊戯一種数人が手を引き合ってひとりを囲み、「まわりまわりの小仏はなぜ背が低い、親の日にとと食うて、それで背が低い」といいながら一回りしてかがむと、目隠しして中に立っている鬼が回りの者の首を任意に指先で「線香・抹香・花まっこう、樒(しきみ)の花でおさまった」といって数え、そのことばの終わりに当たった者が今度は鬼になって中に立つ遊び。また、その鬼になったこども。こぼとけ。
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「まわりまわりの小ぼとけは四十七」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android