回李(読み)かいり

精選版 日本国語大辞典 「回李」の意味・読み・例文・類語

かい‐りクヮイ‥【回李・廻李】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「詩経大雅・抑」の「投我以桃、報之以李」による ) 返報。転じて、書状返事。返翰。回鯉(かいり)。また、その返信をもつ使いの者。
    1. [初出の実例]「上仍牒送如件。乞也察状。且勒廻李以牒」(出典本朝文粋(1060頃)一二・勧学会所返牒〈橘倚平〉)
    2. 「付参州廻李、重被御所」(出典:吾妻鏡‐文治元年(1185)二月一六日)

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