因に(読み)ちなみに

精選版 日本国語大辞典 「因に」の意味・読み・例文・類語

ちなみ【因】 に

  1. 前の事柄に関連して、説明補足を付け加えることを示す。「ちなみにいう」の形で用いられることが多いが、「ちなみに」だけを接続詞的に用いることもある。それにつけて。それに関連して。ついでに。ちなびに。
    1. [初出の実例]「因(チナミ)に、護命の事を論ずる、且く復其の現行を言ふ」(出典:南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二)

ちなび【因】 に

  1. ちなみ(因)に
    1. [初出の実例]「因(チナビニ)毗婆沙論を覧、業を退けて小乗を学し数十部論を作る」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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