団扇苔(読み)うちわごけ

精選版 日本国語大辞典 「団扇苔」の意味・読み・例文・類語

うちわ‐ごけうちは‥【団扇苔】

  1. 〘 名詞 〙 シダコケシノブ科の常緑多年草。本州中部以南の山地で、岩や樹の上に着生する小形のシダで、概観コケに似ている。根茎は糸状で長く這(は)い、黒い細毛が密生する。葉は径一~二センチメートルの扇形円形、または腎臓形で、深く裂け、裂片はさらに浅く裂けている。胞子嚢(ほうしのう)群はラッパ状の膜に包まれ、一葉に一~数個、短い小裂片の先端近くに付く。まるばほらごけ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ほうし 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「団扇苔」の解説

団扇苔 (ウチワゴケ)

学名Gonocormus minutus
植物。コケシノブ科の常緑多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android