囲い込む(読み)カコイコム

デジタル大辞泉 「囲い込む」の意味・読み・例文・類語

かこい‐こ・む〔かこひ‐〕【囲い込む】

[動マ五(四)]
囲いを作って中へ入れる。取り込む。「柵を作って羊を―・む」
手元に集めた資金資材人員などを、他者に取られないよう確保する。「顧客を―・む」

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精選版 日本国語大辞典 「囲い込む」の意味・読み・例文・類語

かこい‐こ・むかこひ‥【囲込】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 囲って中にとり込む。
    1. [初出の実例]「岨の景色を半分庭へ囲ひ込んだ一構であるから」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉四)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「我が宿に囲ひこめずは大かたの野もせに満てる荻かとや見ん」(出典:林葉集(1178)秋)

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