囲鰓腔(読み)いさいこう

精選版 日本国語大辞典 「囲鰓腔」の意味・読み・例文・類語

いさい‐こうヰサイカウ【囲鰓腔】

  1. 〘 名詞 〙 ホヤ類ナメクジウオ類などの原索動物にみられる鰓嚢(さいのう)と体壁との間のすきま。口から入った海水は無数にあいた鰓嚢の壁の穴から囲鰓腔に出、出水管から体外へ排泄される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「囲鰓腔」の意味・わかりやすい解説

囲鰓腔
いさいこう
peribranchial cavity

ホヤ,ナメクジウオなどの原索動物にみられる鰓嚢を取巻く空所。入水管から入った水は鰓嚢を経てこの囲鰓腔内に集められ,ホヤでは出水管から,ナメクジウオでは出水孔から排出される。

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