水管(読み)スイカン

精選版 日本国語大辞典 「水管」の意味・読み・例文・類語

すい‐かん‥クヮン【水管】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水を通す管。水管ボイラーに用いる細い管、水道の管、ホースなど。
    1. [初出の実例]「救火の兵卒急に梯を掛け屋上に登り、水管を取て自在に水を噴飛し、所謂ポンプなり」(出典:航米日録(1860)二)
  3. 軟体動物で、鰓(えら)へ水を流入または流出させる管。外套(がいとう)膜の一部が変化してできたもので、二枚貝では体の後端に二本並び、巻き貝ではふつう一本で細長くのびる。

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最新 地学事典 「水管」の解説

すいかん
水管

siphon

呼吸する動物において,鰓への水の流入・排出をつかさどる管。一般に軟体動物のものをいう。頭足類では外套膜の一部が癒合して1本の管となり,海水排泄物の排出や,呼吸・遊泳に使用する。腹足類のうち,前鰓類では頸部の外套膜の癒合により1本の細管となる。二枚貝類では後部の左右2枚の外套膜が部分的に癒合して2本の管(入水管と出水管)となる。両水管には筋肉が発達し,この筋肉が貝殻へ付着していた部分は外套線が屈曲しており,外套線湾入(pallial sinus)という。

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世界大百科事典(旧版)内の水管の言及

【ボイラー】より

…その後ボイラーは漸次改良されて,19世紀初頭には,後述の丸ボイラーのおもな形式が出そろうようになり,この形式のボイラーはその後本質的な変化なく今日に至っている。一方,水管ボイラーについては,その最初の試みは18世紀末にさかのぼるが,水循環が確実で実用に耐えるものは19世紀中葉に至って実現された。19世紀末には,圧力は14気圧,蒸発量は11t/h程度に達し,蒸気温度は過熱器の採用によって300℃程度に上昇した。…

※「水管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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