最新 地学事典 「固体炭素GM計数管」の解説
こたいたんそジーエムけいすうかん
固体炭素GM計数管
solid carbon GM counter
天然に存在する放射性炭素14Cの存在を証明するため,W.F.Libbyらが開発した逆同時計数可能なGM検出器。GM管の内壁に固体の炭素粉末試料を薄く塗って測定する。主検出器であるGM計数管をガードカウンターで囲み,逆同時計数によって雑音成分となる宇宙線の寄与を除いてバックグラウンドを大幅に低減することに成功した。初期の年代測定にはこの検出器が用いられたが,現在では固体炭素でなく,メタンやアセチレンを合成して比例計数管で測定したり,ベンゼンやメチルアルコール等を合成して液体シンチレーション計数管で測定する測定法が主流になっている。
執筆者:小村 和久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

