メチルアルコール(読み)めちるあるこーる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メチルアルコール」の意味・わかりやすい解説

メチルアルコール
methyl alcohol

メタノール木精ともいう。化学式 CH3OH 。エチルアルコールに似た匂いを有する。有毒で,8~20gで失明,30~50gで死にいたる。無色揮発性,可燃性液体。沸点 64℃。一酸化炭素と水素から高圧接触法によって工業生産される。アルコール同族体で最も簡単な分子である。酸化するとホルムアルデヒドとなり,さらに強く酸化するとギ酸を経て,二酸化炭素と水にまで分解する。有機合成 (メチル化反応) の原料。分析用試薬,溶媒燃料として用いられ,エチルアルコールの変性剤としても用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メチルアルコール」の意味・わかりやすい解説

メチルアルコール
めちるあるこーる

メタノール

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