国主神社(読み)くにぬしじんじや

日本歴史地名大系 「国主神社」の解説

国主神社
くにぬしじんじや

[現在地名]有田市初島町里

さと北部にあり、祭神大国主おおくにぬし命、旧村社。「続風土記」に「国主大明神 境内周四十八間、玉垣拝殿あり」とみえ、「今伝ふる所、応永二十八年地頭吹田新左衛門尉并代官小柴九左衛門、六番頭の棟札、明応九年西村彦左衛門、国中刑部左衛門棟札、永禄天正等の棟札の写あり」と記す。現在、当社の初期の史料はほとんど失われ、棟札の写もない。地頭吹田氏や代官小柴氏も他に所見はないが、室町時代を通じて当地の中心的神社として信仰されてきたことは確かである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android