国内軍(読み)こくないぐん(その他表記)Armia Krajowa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国内軍」の意味・わかりやすい解説

国内軍
こくないぐん
Armia Krajowa

略称 AK。第2次世界大戦中のポーランドの地下軍。 1942年2月亡命政府系の種々の抵抗組織から編制された。主としてサボタージュ諜報,攪乱工作,占領機関職員の襲撃などの活動に従事し,43年から小規模なパルチザン活動を展開したが,主戦力は解放時に予定された大規模な全面蜂起のために温存した。 44年初めには兵員数約 25万。 44年8月 T.ブル=コモロフスキ将軍の指揮下にワルシャワ蜂起敢行。しかし蜂起の敗北とともに勢力を失い,ソ連軍によるワルシャワ解放 (1945.1.) 後解散。その後一部は,「独立」部隊,のちに「自由と独立」部隊と名のって親ソ政権に対する抵抗を続けたが,47年に最終的に鎮圧された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む