国別援助方針(読み)くにべつえんじょほうしん(その他表記)aid policies for each country

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国別援助方針」の意味・わかりやすい解説

国別援助方針
くにべつえんじょほうしん
aid policies for each country

発展途上国の置かれている状況が多様化し最も効果的な経済協力のあり方が相手国によって異なってきていることを背景に,必要とされている援助方針。 1988年の経済計画「世界とともに生きる日本」では,援助需要を国ごとの経済発展実情に対して適切に取り上げる仕組みを充実することとし,「発展段階別の経済協力指針を充実するとともに,これをふまえつつ相手国の実情及び我が国との二国間関係を十分勘案して,国別援助方針を明確に定める」としている。また,経済協力に関する行政監察でもその必要性が指摘されており,内閣府外務省財務省経済産業省の4省庁において検討が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む