国宰(読み)コクサイ

デジタル大辞泉 「国宰」の意味・読み・例文・類語

こく‐さい【国宰】

国司」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「国宰」の意味・読み・例文・類語

こく‐さい【国宰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こくし(国司)
    1. [初出の実例]「交闕国用積習稍久、為弊已深、良由国宰郡司逓相怠慢」(出典続日本紀‐延暦五年(786)四月庚午)
  3. こくし(国司)
    1. [初出の実例]「或国宰者徴納一斗五升、或国吏徴下二斗以下」(出典:宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解)

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普及版 字通 「国宰」の読み・字形・画数・意味

【国宰】こくさい

宰相

字通「国」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の国宰の言及

【国司】より

…その政庁を国衙(こくが)あるいは国庁といい,政庁所在地を国府といった。
[成立]
 大和国家の地方組織は,在地勢力である国造(くにのみやつこ)・県主(あがたぬし)等の支配する国・県等から成り,中央の朝廷が必要に応じて臨時に役人を地方に派遣することがあって,それが国宰(くにのみこともち)などと呼ばれることはあっても,庶政全般をつかさどる常駐の地方官というものは存在しなかった。ところが大化改新で中央集権的な全国支配体制が採用されることになると,改新政府はまず645年(大化1)8月にいわゆる東国国司を派遣し,やがて西国方面にも同様の国司が派遣されたらしい。…

※「国宰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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