精選版 日本国語大辞典 「国」の意味・読み・例文・類語
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「くに」とはもともと自然の国土をさすことばであったが、弥生(やよい)時代に入り各地に政治的支配が成立すると、その政権の支配領域を「くに」とよんだ。『漢書(かんじょ)』以下の中国史書にみえる奴国(なこく)などの小国家、『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』にみえる邪馬台国(やまたいこく)のような地域的統合国家、統一された大和(やまと)国家、そしてそのなかの国造(くにのみやつこ)の支配領域に至るまで「くに」には大小、広狭さまざまの概念があるが、ともあれ、そのような政治的領域に漢字の国をあてたのである。大化改新以後国土の統合が進み律令(りつりょう)体制が成立するとともに全国土は60余りの行政区画に分けられ、その一つ一つが国とよばれた。この国は、その広狭、人口、貢租などを基準に大・上・中・下の4等に分けられ、守(かみ)以下国司の定員に差があった。8世紀初頭で58国3島、その後の統合、分割を経て9世紀初頭に66国2島となって固定した。なお、これらの諸国は行政上の便宜から畿内(きない)七道の8ブロックに分けられた。
[黛 弘道]
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律令制下の地方行政単位。律令制以前は地方豪族である国造(くにのみやつこ)の支配地域を「クニ」とよんだが,大化の改新以後,国司の前身となる地方官が派遣され,のち683~685年(天武12~14)国境の画定が行われて制度として確立した。令制では大・上・中・下の4等級に応じて国司の員数が定められ,国司には畿内の官人が赴任し,国内の全行政を任された。国には郡・里が重層的に組織された。畿外諸国は京からの行程によって近・中・遠の3段階にわけられ,調庸物の運京時期の基準にされた。国は律令政治のために定められたが,中世でも守護設置の単位となるなど,律令制の衰退後も近世まで地方区分としての命脈を保った。
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…愛国心とは,人が自分の帰属する親密な共同体,地域,社会に対して抱く愛着や忠誠の意識と行動である。愛国心が向かう対象は,国countryによって総称されることが多いが,地域の小集団から民族集団が住む国全体までの広がりがある。…
※「国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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