山川 世界史小辞典 改訂新版 「国家教会主義」の解説
国家教会主義(こっかきょうかいしゅぎ)
Staatskirchentum
教会制度を国家に従属させようとする主張,またそのシステム。宗教改革に関連して近世のヨーロッパ諸国に現れ,ドイツの領邦教会やイングランド国教会はそれが制度化されたものである。教会は国家内組織となり,通例君主が教会の首長となる。なおフランスのガリカニスムも同様な志向を持っていた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報