国家教会主義(読み)こっかきょうかいしゅぎ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「国家教会主義」の解説

国家教会主義(こっかきょうかいしゅぎ)
Staatskirchentum

教会制度を国家に従属させようとする主張,またそのシステム宗教改革に関連して近世のヨーロッパ諸国に現れ,ドイツ領邦教会イングランド国教会はそれが制度化されたものである。教会は国家内組織となり,通例君主が教会の首長となる。なおフランスガリカニスムも同様な志向を持っていた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国家教会主義」の意味・わかりやすい解説

国家教会主義
こっかきょうかいしゅぎ

「ヨゼフィニスムス」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の国家教会主義の言及

【ガリカニスム】より

…フランスのカトリック教会が,教皇権の管理下から神学的・政治的に独立しようと試みた傾向とその根拠となった思想。フランスの古名ガリアに由来し,ガリカン教会主義,国家教会主義ともいう。その主旨はP.ピトゥーの《フランス教会の特権》(1594)やモー司教ボシュエの《フランス教会の聖職者宣言》(1682)に次の4項目として要約されている。…

※「国家教会主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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