国末村(読み)くにすえむら

日本歴史地名大系 「国末村」の解説

国末村
くにすえむら

[現在地名]鹿島町国末

鹿島灘沿岸にあり、北は粟生あおう村、南は泉川いずみがわ村。室町中期の応永一〇年(一四〇三)八月一九日の沙弥永光鹿島幹重寄進状(根本寺文書)に「国末屋地壱間(中略)右所永光重代相伝之私領也」とみえ、幹重は村内の一部を根本こんぽん寺に寄進している。天正一九年(一五九一)佐竹氏の一族東義久の知行地となり、文禄四年(一五九五)の中務大輔当知行目録(秋田県立図書館蔵)に「くのこせ」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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