国腹(読み)クニバラ

デジタル大辞泉 「国腹」の意味・読み・例文・類語

くに‐ばら【国腹】

江戸時代大名が国もとの側室に産ませた子女御国腹おくにばら
信州の大名、―の子息両人持ち給ひしが」〈浮・新可笑記・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「国腹」の意味・読み・例文・類語

くに‐ばら【国腹】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、大名などの国もとにいる側室の生んだ子。正室は江戸にいたところからいう。
    1. [初出の実例]「信州の大名国腹(クニハラ)の子息両人もち給ひしが」(出典浮世草子・新可笑記(1688)一)

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