国里(読み)クニサト

デジタル大辞泉 「国里」の意味・読み・例文・類語

くに‐さと【国里】

国と里。国または里。
「あたり近き―までも、いよいよいそほを貴みあへりけり」〈仮・伊曽保・上〉
生まれ故郷。郷里
「おことの―はいづくの人ぞ」〈謡・桜川

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精選版 日本国語大辞典 「国里」の意味・読み・例文・類語

くに‐さと【国里】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国と里。国または里。
    1. [初出の実例]「国里といふ事が有る程に、定て里の名で有う」(出典:虎寛本狂言・伊文字(室町末‐近世初))
  3. 生まれ故郷。郷里。郷国
    1. [初出の実例]「おことの国里はいづくの人にてわたり候ふぞ」(出典:謡曲・百万(1423頃))

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