国際アフリカ・サービス・ビューロー(読み)こくさいアフリカ・サービス・ビューロー(その他表記)International African Service Bureau

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

国際アフリカ・サービス・ビューロー
こくさいアフリカ・サービス・ビューロー
International African Service Bureau

1937年3月ロンドンに創設された,アフリカ人,アフリカ系人の政治意識高揚,権利回復のための組織。 35~36年のイタリアによるエチオピア侵略戦争に際し,アビシニア国際アフリカ友好協会 (ロンドン) を通じて西欧列強にエチオピア救済を求めたものの失敗に終った経験にかんがみ,アフリカ人みずからの主体的活動によってアフリカの解放を実現しようという趣旨に基づき,同友好協会の一部のメンバーに R.マコンネンなどが加わって設立された。書記長 W.ジョンソン。同ビューローへの加入資格はアフリカ人,アフリカ系人に限定されていたが,会員は J.ケニヤッタなどを例外として大部分西インド諸島のアフリカ系人で占められ,また活動もイギリス国内に限られてアフリカに直接影響を及ぼすことはあまりなかった。しかし同ビューローの活動を通じて,イギリス在住のアフリカ (系) 人は,個々の植民地単位をこえた汎アフリカ主義的思想と行動に傾斜していった。機関誌は『インターナショナル・アフリカン・オピニオン』。

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