日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際水文学十年計画」の意味・わかりやすい解説 国際水文学十年計画こくさいすいもんがくじゅうねんけいかくInternational Hydrological Decade 国際協力によって世界の水資源問題解決を図るため、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が主導して1965年から1974年にかけて実施された計画。略称IHD。ICSU(国際学術連合会議。現、国際科学会議)の水資源科学委員会から助言を得て、ユネスコの下の調整委員会が企画、推進した。各種作業委員会がつくられ、世界の水収支、水文地図、水のサイクルに人間が及ぼす影響、洪水とその計算、情報交換、教育訓練などを討議した。[安田敏明][参照項目] | 国連教育科学文化機関 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例