国際水文学十年計画(読み)こくさいすいもんがくじゅうねんけいかく(その他表記)International Hydrological Decade

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際水文学十年計画」の意味・わかりやすい解説

国際水文学十年計画
こくさいすいもんがくじゅうねんけいかく
International Hydrological Decade

国際協力によって世界の水資源問題解決を図るため、ユネスコ国連教育科学文化機関)が主導して1965年から1974年にかけて実施された計画。略称IHD。ICSU(国際学術連合会議。現、国際科学会議)の水資源科学委員会から助言を得て、ユネスコの下の調整委員会が企画、推進した。各種作業委員会がつくられ、世界の水収支、水文地図、水のサイクルに人間が及ぼす影響洪水とその計算、情報交換、教育訓練などを討議した。

[安田敏明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android