日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際航空運送協定」の意味・わかりやすい解説
国際航空運送協定
こくさいこうくううんそうきょうてい
International Air Transport Agreement
定期国際航空運送についての多数国間の協定。1944年12月7日署名、1945年2月8日発効。上空通過、給油・整備などの技術着陸、貨客の相手国向け運送、貨客の自国向け運送、第三国間運送、の五つの自由を定めている。当初加盟していたアメリカの脱退(1946)後、実効性が失われ、その後、二国間での運送協定の締結が主流となった。結果的にアメリカが主導するオープンスカイ政策や、ヨーロッパ連合(EU)での航空市場統合など、新たな多国間協定が模索されるようになった。
[池田文雄・戸崎 肇 2023年4月20日]
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