デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「園子温」の解説
園子温 その-しおん
昭和36年12月18日生まれ。高校時代に詩人デビューし,「ユリイカ」「現代詩手帖」に投稿。大学にはいり8mm映画を撮りはじめ,昭和62年「男の花道」がぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞。ぴあスカラシップ作品の16mm映画「自転車吐息」はベルリン国際映画祭正式招待となる。平成5年には街頭詩パフォーマンス「東京ガガガ」を立ち上げ主宰。13年の「自殺サークル」など話題作を次々と発表。21年「愛のむきだし」でベルリン国際映画祭のカリガリ賞,国際批評家連盟賞。24年「冷たい熱帯魚」「恋の罪」でキネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞,「冷たい熱帯魚」でブルーリボン賞作品賞。25年「地獄でなぜ悪い」がトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門でピープルズ・チョイス賞(観客賞)を受賞。愛知県出身。法大卒。