日本歴史地名大系 「園町南側」の解説
園町南側
ぎおんまちみなみがわ
四条通の南側に位置。現在は
祇園町の称は寛永年間(一六二四―四四)にみえるが(→園村(園町))、南北に分けて表記したのは、荻野家文書の延宝二年(一六七四)四方洛外町続之町々小名之覚に「祇園南側町」と出、正徳四年(一七一四)洛外町続町数小名并家数改帳に「一、六拾軒 祇園町南側」とみえる。この数は祇園町差上絵図の家数と比べて大差なく、町の市街化は既に正徳年間には完了していたと解される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報