土佐屋新田(読み)とさやしんでん

日本歴史地名大系 「土佐屋新田」の解説

土佐屋新田
とさやしんでん

[現在地名]堺市深阪ふかさか

深坂ふかさか村内に開発された新田。大鳥郡に属し、陶器とうき庄一〇ヵ村の一。寛文一一年(一六七一)大坂の商人土佐屋七左衛門が開発したという(大阪府全志)。文政四年(一八二一)の小出領和泉・河内村々明細帳(宝積院文書)に「土佐屋」とみえ、当新田について「公辺江者深坂村之内故、土佐屋一村不成」とある。村高など深坂村に含まれ、独立村ではなかった。同帳によると深坂村の高のうち五二石余が当新田分で、反別では六町二反余あった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android