土壌孔隙(読み)どじょうこうげき

最新 地学事典 「土壌孔隙」の解説

どじょうこうげき
土壌孔隙

pore of soil ,void of soil

土壌中の各種の大きさ・形状の空間で,土壌構成粒子および集合体相互間の間隙,集合体内部の閉鎖された穴,これらの構成単位を貫く管孔や空洞,乾燥収縮によりできる割れ目など。孔隙は水・空気・植物根の通路として重要。孔隙はその量(富む・含む・あり),孔径(粗・中・細),形態(細胞状(vesicular)・海綿状(spongy):球状ないしは楕円体状で方向性のないもの,割れ目状(inter-stitial):内側に湾曲した面をもつ不規則な孔隙,管状(tubular):円筒状で伸長方向のあるもの)を記載する。亀裂・クラックなどの割れ目については,幅・方向(垂直・水平など)を記載。通水に関しては,1)毛管孔隙:水柱60cm以上の毛管力で水を保持できる細孔隙,2)非毛管孔隙:毛管力で水を保持できない粗孔隙に分ける。全孔隙率は一定容積中の液相と気相の容積百分率の和として表示され,毛管孔隙率は圃場容水量または水分当量まで吸水させたときの液相の容積百分率で近似的に表示。孔隙率の測定は土壌を合成樹脂で固化してつくった薄片の顕微鏡計測からも行われる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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