土壌成帯性(読み)どじょうせいたいせい

最新 地学事典 「土壌成帯性」の解説

どじょうせいたいせい
土壌成帯性

soil zonality

世界の土壌の分布帯(土壌帯)が気候・植生などの土壌生成因子の分布帯と並行に分布するという概念。V.V.Dokuchaev(1899)により体系づけられた。緯度的成帯性と垂直成帯性に分けられる。前者は,極地から赤道間の気候・植生帯に伴う土壌帯の変化過程を指し,後者は標高とともに変化する土壌帯の変化過程をいう。土壌生成因子のうち,気候・植生に支配的に影響を受け生成される土壌を成帯性土壌(zonal soil),母材や地形の影響を強く受けている土壌を成帯内性土壌(intrazonal soil)という。また,未発達の土壌を非成帯性土壌(azonal soil)という。成帯性土壌としては,極地のツンドラ土・北方針葉樹林のポドゾル・乾燥温帯ステップのチェルノーゼム・湿潤熱帯雨林のラトソル(オキシソル)など,成帯内性土壌としては,多湿地帯の泥炭土やグライ土・石灰岩地帯のレンジナ・火山灰地帯の黒ボク土などが挙げられる。非成帯性土壌には,岩屑土やレゴゾルなどがある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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