最新 地学事典 「土壌緩衝能」の解説
どじょうかんしょうのう
土壌緩衝能
buffer action
外側からの作用に対して土壌がその影響による変化を小さくし,土壌の性質を一定に保とうとする能力。酸あるいは塩基に対して土壌が一定の水素イオン濃度を保とうとする能力を指すことが多い。土壌中の炭酸塩あるいは炭酸水素塩による中和,土壌粒子表面のAl-OHあるいはFe-OH, 土壌有機物への水素イオンの吸着,アルミノ珪酸塩,鉄,アルミニウム酸化物,水和酸化物の溶解による水素イオンの消費などによって酸は消費される。一方,土壌表面に存在する交換性水素イオン,交換性アルミニウムイオン,さらには土壌有機物中のカルボキシル基,アルミノ珪酸塩表面のシラノール基によって塩基が消費される。
執筆者:岡崎 正規
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

