土崎湊小鴨町(読み)つちざきみなとおがもまち

日本歴史地名大系 「土崎湊小鴨町」の解説

土崎湊小鴨町
つちざきみなとおがもまち

[現在地名]秋田市土崎港中央つちざきみなとちゆうおう三丁目・同西にし三丁目の各一部

弘化三年(一八四六)絵図によれば、南側は加賀かが町に接する。昔は萱・蘆が繁茂した湿地で、鴨が群集したので町名が起こったとする説もある(土崎港町史)。安政年間(一八五四―六〇)の東講商人鑑(土崎港町史)には廻船問屋一軒とあって、上五町に比べると少ない。

寛文元年(一六六一)小鴨町東側に駅場役所が設けられ、「秋田沿革史大成」に湊駅場役所には「奉行(町)時々出張、取次役は日々勤務」「駅場方、是ハ人馬継立方ニ従事ス、町方勘定、馬指等日々出勤、町同心、町方目明シモ之ニ詰合ハシム」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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