国指定史跡ガイド 「土師ニサンザイ古墳」の解説 はぜニサンザイこふん【土師ニサンザイ古墳】 大阪府堺市北区百舌鳥西之(もずにしの)町にある古墳。ニサンザイ古墳ともいう。百舌鳥古墳群の南東端に位置し、前方部を西に向けた墳丘長約290mの前方後円墳。宮内庁が反正(はんぜい)天皇陵の空墓として陵墓参考地に指定している。前方部幅約224m、高さ約26m、後円部径約156m、高さ約24m、日本で8番目の大きさで、前方部が広がった整美な形の墳丘は、3段築成、くびれ部の両側には造り出しがある。現在は1重の盾形周濠がめぐっているが、外濠のあることが確認され、築造は5世紀後半と考えられている。南海電鉄高野線中百舌鳥駅から徒歩約18分。 出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報