デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土師忠道」の解説 土師忠道 はじの-ただみち ?-? 平安時代前期の官吏。左大臣源信(まこと)の家人(けにん)。大納言伴善男(ともの-よしお)と対立した信が謀反(むほん)の疑いをかけられた際,弓馬に巧みだったため,貞観(じょうがん)7年(865)左馬少属(さまのしょうさかん)から甲斐権掾(かいのごんのじょう)にうつされた。この特進人事は信の武力をうばう策略で,ふたりの対立の陰に太政大臣藤原良房(よしふさ)の力がはたらいたともいわれる。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例