土殿(読み)ツチドノ

デジタル大辞泉 「土殿」の意味・読み・例文・類語

つち‐どの【土殿】

喪に服す間こもる粗末な仮屋板敷を取り除き、土間にしておく。
「殿に皆集まり給ひて、―して男君たちもおはし」〈宇津保・国譲上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土殿」の意味・読み・例文・類語

つち‐どの【土殿】

  1. 〘 名詞 〙 貴人が喪に服して籠るための粗末な仮屋。板敷を取り除き、土間としたもの。
    1. [初出の実例]「とのにみなあつまり給て、つち殿して、男君たちもおはし、宮の君は御つぼねしておはす」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む