一時的使用のために建てた小屋のことであるが,なかには古い思想・信仰の面影をとどめたものも多い。臨時の作業や材料保管のために小屋を建てるのはふつうのことであるが,山間地の山仕事・焼畑などのための山小屋・出作り小屋となると数ヵ月にわたる生活の場となる。それらをカリヤと呼ぶ例はまだ聞かないが,女性の出産・月経の忌みを避けるために一時的に別火生活させる〈産小屋(うぶごや)〉〈小屋〉をカリヤと呼ぶ土地はしばしばあった。それをタヤと呼ぶのは〈出作り〉との親近性のためであろう。祭礼に際して,神事を執行するため,または神饌を調製するため,あるいは祭りの舗設のための材料を保管するためなど,カリヤを設ける例は多い。奈良の若宮御祭に際して御旅所の前横にカリヤを建てるのは,神饌の雉子(きじ)などをそろえてつるすためである。古く《延喜式》践祚大嘗祭(せんそだいじようさい)の項には,地方から運んできた抜穂(ぬきほ)を保管すべく斎場院の外側に〈仮屋〉を建てることが規定されていた。
執筆者:萩原 龍夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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