仮屋(読み)かりや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仮屋
かりや

兵庫県淡路島北部,淡路市の集落。旧町名。 1956年3町村との合体により淡路町となるが,1961年東浦町として分離。 2005年5町が合体して淡路市となった。地名の由来は,聖武天皇が狩りに訪れたとき仮屋が置かれたことによる。大阪湾に面し,東浦海岸の漁業の中心地。大正期沖合いで試運転中に沈没し,乗組員全員が殉職した第 70号潜水艇の記念碑がある。

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デジタル大辞泉の解説

か‐おく〔‐ヲク〕【仮屋】

仮ごしらえの家。かりや。

かり‐や【仮屋】

仮に作った粗末な小屋。仮小屋。
祭礼のときの御旅所(おたびしょ)。
昔、出産時に妊婦がこもった家屋産屋(うぶや)。また、女性が月経時にこもった小屋他屋(たや)。

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世界大百科事典 第2版の解説

かりや【仮屋】

一時的使用のために建てた小屋のことであるが,なかには古い思想・信仰の面影をとどめたものも多い。臨時の作業や材料保管のために小屋を建てるのはふつうのことであるが,山間地の山仕事・焼畑などのための山小屋・出作り小屋となると数ヵ月にわたる生活の場となる。それらをカリヤとよぶ例はまだ聞かないが,女性の出産・月経の忌みを避けるために一時的に別火生活させる〈産小屋(うぶごや)〉〈小屋〉をカリヤとよぶ土地はしばしばあった。

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大辞林 第三版の解説

かおく【仮屋】

仮に作った家。かりや。
御旅所おたびしよ」に同じ。

かりや【仮屋】

一時的の用に作った家。
御旅所おたびしよ」に同じ。
昔、女性が月経や出産のときにこもった仮小屋。また、月経のこと。他屋たや。月小屋つきごや

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仮屋
かりや

兵庫県淡路(あわじ)島、淡路市の北東部にあたる旧東浦(ひがしうら)町の中心地区。国道28号が通じる。聖武(しょうむ)天皇が淡路島遊猟の際、この地に仮屋が置かれたという。仮屋漁港ではハモ、エビ類の水揚げが多く、ノリ養殖が盛ん。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

か‐おく ‥ヲク【仮屋】

〘名〙 仮りの住家。かりや。

かり‐や【仮屋】

〘名〙
① 仮に作った家。まにあわせの家。借家。
※延喜式(927)七「凡抜穂者、卜部率国郡司以下及雑色人等〈略〉所卜定斎場院之外、預作仮屋、蹔収御稲
※俳諧・犬子集(1633)一五「かりやをばふきたるまねやいたすらん 鵜の羽の能はいまだ見ざりき〈貞徳〉」
祭礼の神輿を本社から移し、仮に安置しておく建物。御旅所(おたびしょ)
③ 月経をいう女房詞
※女中詞(元祿五年)(1692)「かりや 月水

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