日本歴史地名大系 「土瑞村」の解説 土瑞村どずいむら 静岡県:藤枝市土瑞村[現在地名]藤枝市大東町(だいとうちよう)東西を弥左衛門(やざえもん)新田に挟まれ、北は東流する栃山(とちやま)川を境に高柳(たかやなぎ)村大新島(たいしんじま)と相対する。志太(しだ)郡に属し、南は遠江国榛原(はいばら)郡上新田(かみしんでん)村(現大井川町)。村内を南北に田沼(たぬま)街道が通る。初め幕府領、元禄一一年(一六九八)田中藩領となり(同年「年貢割付状」大洲村方文書など)、幕末に至る。享保一一年(一七二六)から当村など一二ヵ村で開発した持添芝地新田(当村分七石余)は寛保二年(一七四二)まで幕府領田中藩預で、それ以後幕府直轄領となった(寛保元年「年貢割付状」・同二年「年貢割付状」同文書など)。慶安二年(一六四九)の駿河国高付(志太郡誌)に土随村とみえ、田方一四八石余・畑方一六石余、ほかに八幡宮領九石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by