日本大百科全書(ニッポニカ) 「圧搾酵母」の意味・わかりやすい解説 圧搾酵母あっさくこうぼ パン製造のために使用される酵母の製品型の一つ。生(なま)酵母ともよばれる。これに対し乾燥して製品にしたものを乾燥酵母という。パン酵母Saccharomyces cerevisiaeを大量に通気培養を行い、その後、培養液と培養酵母とを分離、濃縮、洗浄し、できあがった酵母クリームを圧濾(あつろ)ポンプで圧搾し、植物油、レシチン、脂肪酸エステルなどの乳化剤を加えて、成型して完成する。包装は吸水性の内包装紙と防水性の外包装紙で二重包装する。[曽根田正己] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例