圧砕角礫岩(読み)あっさいかくれきがん(その他表記)cataclastic breccia, dynamic breccia, Reibungsbreccia

岩石学辞典 「圧砕角礫岩」の解説

圧砕角礫岩

(1) 岩塊の移動によって形成された角礫岩.破砕角礫岩には断層角礫岩や断層によるゴウジ(gouge)などが含まれる.しかしこの語は氷床が基盤岩の上を移動することで作られる氷礫土(till)も含まれる[Pettijohn : 1949].圧砕作用は成分鉱物が変形湾曲したり破砕されるが再結晶をほとんど伴わない場合にその構造を表す語で,圧砕角礫岩は岩石が強い応力を与えられ機械的な変形作用を受けて形成された角礫岩のことである.(2) 構造角礫岩(tectonic breccia)のこと[Van Hise : 1896, Twenhofel : 1950].(3) 圧砕角礫岩(crush breccia)(3.10.1)と同義で,断層運動,特に衝上のような激しい断層作用の際に形成される角礫岩に似た固結した岩石[渡辺編 : 1935].変位角礫岩(dislocation breccia)[Lalslsaulx : 1875].

圧砕角礫岩

機械的な破砕作用で形成された岩石[Bonney : 1883].圧砕角礫岩(dynamic breccia)[Van Hise : 1896, Twenhofel : 1950],構造角礫岩(tectonic breccia)[Norton : 1917, Reynolds : 1928]もすべて同様に圧砕角礫岩で,岩体の運動などにより形成される.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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