在庫品増加(読み)ざいこひんぞうか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「在庫品増加」の意味・わかりやすい解説

在庫品増加
ざいこひんぞうか

産業の保有する原材料,仕掛品,完成品など棚卸資産の一定期間における増減を市場価格で評価したもの。在庫投資とほぼ同義。日本の国民経済計算においては,在庫投資ということばに代わって,このことばが使われている。国民経済計算のなかでは,民間在庫品増加と公的在庫品増加とに大別して推計され,公的在庫品増加は大部分食料安定供給特別会計(→食糧管理特別会計)による米の買い増しが占める。民間在庫品増加は原材料,仕掛品,製品,流通といった形態別に推計され,積み上げられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android