在職老齢年金制度(読み)ザイショクロウレイネンキンセイド

デジタル大辞泉 「在職老齢年金制度」の意味・読み・例文・類語

ざいしょくろうれいねんきん‐せいど〔ザイシヨクラウレイネンキン‐〕【在職老齢年金制度】

企業で働く60歳以上の高齢者の受ける老齢厚生年金を、賃金の額に応じて減額する制度。65~69歳の基礎年金は賃金額にかかわらず全額支給される。

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共同通信ニュース用語解説 「在職老齢年金制度」の解説

在職老齢年金制度

月収に応じて、働く高齢者の厚生年金を減額する制度。65歳以上の場合は現在、月額の賃金と年金の合計が47万円を上回ると公的年金の受取額が減らされる。働く意欲を損なっているとの指摘があり、政府は高齢者の就労促進策として見直す方針一方で、減額をやめれば年金財政が悪化して将来世代の給付水準が下がるため、野党は「一部の高所得者のために99%の人の年金を減らす」などと批判している。

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