地を掃う(読み)チヲハラウ

デジタル大辞泉 「地を掃う」の意味・読み・例文・類語

はら・う

ほうきではき清めるように、すっかりなくなる。
「古い金貨はあの時に―・ってしまったことを覚えている」〈藤村夜明け前

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地を掃う」の意味・読み・例文・類語

ち【地】 を 掃(はら)

なにも残らないで、すべてなくなってしまう。すっかりすたれてしまう。
※後二条師通記‐寛治三年(1089)四月二七日「爰件東室大小子房等、去年払地焼失」
読本南総里見八犬伝(1814‐42)六「されば学問は地を払(ハラ)ふて、五山の僧徒なんどの外に、漢籍を読むものはなきに」 〔漢書‐魏豹伝賛〕

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