地下水砒素汚染(読み)ちかすいひそおせん

最新 地学事典 「地下水砒素汚染」の解説

ちかすいひそおせん
地下水砒素汚染

arsenic contamination of groundwater

自然由来のヒ素によって地下水が汚染されること。鉱山排水中のヒ素による汚染とは区別し,自然の物質循環過程で地層中のヒ素が地下水中に溶出する現象を指すことが多い。地下水ヒ素汚染は世界各地で確認されているが,アジア地域で多く,とくにインド西ベンガル州とバングラデシュが位置するガンジスデルタの沖積平野は世界最大規模の汚染地域である。ヒ素溶出の機構には地中の酸化還元環境が強く影響する。インドとバングラデシュでは,還元的環境下で鉄鉱物からの溶出が報告されている。ヒ素を含む水を長期間飲用すると慢性ヒ素中毒症を発症し,癌によって死に至ることもある。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 和幸

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む